時計修理の専門店の料金や評判を調査!
時計の修理やオーバーホールを検討しているけど、どこのお店に依頼すれば良いのか迷っている方は要チェック!
安心して依頼できる評判の良い店舗や修理にかかる料金・期間などを解説しています。
また、利用する店舗を選ぶ時にチェックすべきポイントなどもまとめたので、是非参考にしてください。
時計のオーバーホールは本当に必要?
時計を長く使ううえでオーバーホールは重要
時計のオーバーホールは、車でいう車検のようなもののため、長く使い続けるなら定期的なメンテナンスが必須となります。
時計は数千円で購入できる安価な物から、ロレックスやオメガ、カルティエ、ブルガリといった高級ブランドの時計、何十年も引き継がれてきたアンティーク時計など、様々な物がありますが、どんな物でも時間と共に劣化は起こるものです。
たとえ見た目が綺麗な状態でも、潤滑油の汚れや、部品同士の接触による摩耗などによって不具合が生じてくるため、3~4年に1回はオーバーホールを行うのが理想とされています。
時計の使用頻度にもよりますが、長い期間メンテナンスに出していない時計があるなら、正しく機能している内に一度オーバーホールに出すのがオススメです。
オーバーホールと修理に違いはある?
オーバーホールと修理を混同している人も少なくありませんが、両者には明確な違いがあります。
時計が故障したら修理に出すのが通常ですが、修理では不具合の原因になっているパーツのみを修復、もしくは交換します。
一方で、オーバーホールは時計を分解して不具合が起こしそうな所がないか、点検を行うのがメインです。
内部の洗浄・清掃、注油、防水処置などを行い、故障している部分があれば修理をします。
故障するまでメンテナンスを受けずに使い続ける人もいますが、もし高級時計やアンティーク時計を使っているなら、大きな故障を事前に防ぐ意味でも定期的にオーバーホールを受けるのが賢明です。
こんな症状が出たらすぐにオーバーホールへ
不具合が出ないようにするためのオーバーホールですが、時計を振った際にカタカタと異音が鳴ったり、時計の内部が曇っている場合には速やかにメンテナンスを受けることをオススメします。
また、竜頭を回す時の手ごたえが軽かったり、短針・長針が12時を指した時に針がずれているようなら何らかの不具合が既に生じていると考えて良いでしょう。
電池を入れたのにすぐ動かなくなってしまったり、頻繁に時計の針が時刻とずれるのもよくある不具合の例です。
もし不具合が起きている時計が大事な時計であるならば、大きな修理が必要になる前にオーバーホールに出すのが賢明です。
時計のオーバーホール・修理にオススメの専門店5選!
OROLOGIAIO(オロロジャイオ)
送料 | 往復無料 |
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見積もり期間 | 1~2週間程度 |
納品期間 | 3~6週間前後 |
無償修理保証 | 1年 |
オーバーホールの料金一例
クオーツ:16,500円~
手巻き:19,800円~
クロノグラフ:30,800円~
OROLOGIAIOの特徴
オロロジャイオは、経験10~30年の技能士だけが在籍する時計修理・オーバーホールの専門店です。
そこまで大きなお店ではないものの、ブランド時計からアンティーク時計まで、幅広い時計の扱いを得意としている他、利用者からの評判もよく安心して利用できるお店と言えます。
また、修理やオーバーホールにかかる見積もり料金だけでなく、時計を送る際の往復の送料が無料のため、誰でも気軽に見積もりを依頼できるサービスです。
OROLOGIAIOの強み
オロロジャイオは、オーバーホールの基本料金が他店と比べてもリーズナブルのため、定期的なメンテナンスにかかる費用が気になる方でも依頼しやすいお店と言えます。
公式サイトでは様々なブランド時計の修理事例や料金が公開されているので、料金の相場が知りたい方は目を通してみるのも良いでしょう。
他にも、オーバーホールの料金が通常より安くなったりと、毎月お得なキャンペーンを開催しているのも魅力です。
WATCH COMPANY
送料 | 無料 ※キャンセル時の返送料はお客様負担 |
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見積もり期間 | 時計到着から3営業日以内 |
納品期間 | 2週間程 |
無償修理保証 | 1年 |
オーバーホールの料金一例
クオーツ:16,500円~
手巻き:22,000円~
クロノグラフ:30,800円~
WATCH COMPANYの特徴
「POWER Watch」や「スピードマスター」など時計雑誌でも度々取り上げられている、ウォッチカンパニー。
ロレッククスやオメガ、フランクミュラーといった高級ブランドの腕時計のオーバーホールを得意としており、HPではブランドごとのオーバーホールや仕上げにかかる料金、納期の目安などが公開されています。
また、1級時計修理技能士やメーカーの修理部門出身の技能士たちが修理を担当しており、年間2万本を修理するなど実績も申し分ありません。
WATCH COMPANYの強み
ウォッチカンパニーの一番の強みは、技術者の在籍人数が他店と比較しても多く、見積もりや修理が非常にスピーディーという点です。
時計を修理に出してから返却されるまでに1ヶ月程かかるのは珍しいことではありませんが、ウォッチカンパニーでは早ければ2週間程で時計が手元に戻って来るので、急ぎの方にはかなり嬉しいサービスと言えます。
CIEN(シエン)
送料 | 無料 ※キャンセル時の返送料はお客様負担 |
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見積もり期間 | 3~5営業日程 |
納品期間 | 3週間程 |
無償修理保証 | 1年 |
オーバーホールの料金一例
クオーツ:19,800円~
手巻き:36,300円~
クロノグラフ:44,000円~
CIENの特徴
CIENは、時計修理では全てメーカー純正部品を使っており、修理を担当するのもメーカー修理部門出身者や時計技術学校卒、技術暦20年以といった熟練の技能士たちです。
自社で修理を行っていることもあり、見積もりや納品までが迅速で、修理を急いでいる方でも迅速な対応が望めるので安心でしょう。
オーバーホールを行う技術者とは別に、仕上げ担当もおり、新品仕上げのクオリティーは他店と比べても高いと評価されています。
CIENの強み
CIENでは新品仕上げのサービスにも力を入れていますが、オーバーホールと一緒に新品仕上げを依頼すれば、通常価格の半額以下で仕上げしてもらえるためかなりコスパが良いと言えます。
オーバーホールもメーカー修理の最大60%OFFなど、純パーツを使いながらも修理費を抑えられるので、デパートやメーカーに依頼をするよりもリーズナブルに済ませることが可能です。
千年堂
送料 | 無料 ※キャンセル時の返送料はお客様負担 |
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見積もり期間 | 10日前後 |
納品期間 | 4週間前後 |
無償修理保証 | 1年 |
オーバーホールの料金一例
クオーツ:19,800円~
3針自動巻き:24,200円~
クロノグラフ:33,000円~
千年堂の特徴
日本最大級の高級時計のオーバーホール修理実績を持つ、時計修理の千年堂。
店頭受け付けは行っておらず、修理の依頼方法は輸送のみですが、無料見積もり後は92%以上のお客様が正式発注するなど信頼は厚いです。
経験豊富な一流時計修理技師が、完全分解修理・オーバーホールする他、修理に関しての交換部品や内容は詳細に教えてくれます。
千年堂の強み
千年堂では、オーバーホールを依頼するだけで、千年堂オリジナル超音波洗浄と、クリーニングサービスを無料で実施してくれるなど嬉しいサービスもあります。
また、時計の修理やオーバーホールが完了し、商品がお客様に届いてから代金支払いとなっているため、料金の先払いが不安な方でも安心して利用できるでしょう。
ただし、支払い方法が代金引換のみとなっており、クレジットカードは利用できないのでその点は注意です。
時計修理工房
送料 | 往復無料 |
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見積もり期間 | 2~3週間程度 |
納品期間 | 時計の修理・オーバーホールが終わり次第 |
無償修理保証 | 1年 |
オーバーホールの料金一例
クオーツ:28,380円~
手巻き:22,000円~
クォーツクロノグラフ:27,500円~
時計修理工房の特徴
時計修理工房は、創業46年、年間修理本数約8,000本の実績を持つ老舗の時計修理店です。
修理にかかる費用が特別安いわけではないものの、時計修理職人直営店ということもあって、値段以上の仕上がりが期待できる優良店となっています。
HPでは、オーバーホールやベルトの調整・交換、溶接、研磨など、修理の依頼内容ごとに細かい事例と料金が掲載されているので、事前にいくらかかるか把握しやすいのもポイントです。
時計修理工房の強み
時計修理工房は、長年の修理業務を通じて複数の有力商社との流通ルートが構築されているため、調達が難しい部品でも取り寄せることが可能です。
他店で修理を断られてしまった時計でも対応してもらえる可能性が高いため、部品が入手しにくいアンティーク時計や、珍しい時計でも修理やオーバーホールに出してみる価値はあるでしょう。
また、「Noと言わない」をモットーにしているため、修理にかかる納期や料金など、気になることがあれば一度相談してみることをオススメします。
時計のオーバーホールや修理にオススメの方法は?
時計のメーカーに依頼するとかなりの高額に!?
時計を修理やメンテナンスに出す場合、メーカーや修理業者に出すことが一般的でしょう。
たしかに、メーカーに出せば製造元ということもあり、故障があっても純正品を使って修理してくれる他、技術面でも信頼できるかと思います。
メーカーに依頼をすれば間違いないので、安心して時計を預けることができるのが大きな強みですが、メーカーは修理の期間が長いうえに、料金が高額のため、急ぎの方や費用を抑えたい方には不便なのが難点です。
また、どこのパーツを交換したのかなどの明細を開示してもらえないケースも多く、どこにいくらかかったかを把握できないのもメーカーならではのデメリットと言えます。
街にある時計修理店を利用するのはどうなの?
メーカーだと高く付くからと、時計専門の修理店に持ち込んでオーバーホールを実施しようと考える方もいるでしょう。
確かに、時計専門店なら適切な処置をしてくれるうえにメーカーより料金が安く済ませられるので、修理はもちろん、定期メンテナンスも依頼しやすいのが魅力です。
また、東京や大阪、名古屋など、時計専門店が多くお店を構えている地域もあるため、住んでいる地域によっては簡単に依頼するお店を見つけることができます。
しかし、中には「近場に時計専門店がない」「一店舗ずつ自力で回って比較するのは大変」という方もいるかと思います。
もし手軽に済ませたいなら、わざわざお店に持ち込まずに、郵送によって時計をオーバーホールや修理に出すことも可能です。
近くに時計を専門とするお店がない方や忙しい方、対面だと断りにくい方などは、郵送のサービスの利用も検討してみると良いでしょう。
今は自宅から出なくても時計を修理に出すことが可能!
ネットを窓口としている無店舗経営のお店はもちろん、東京などに店舗を構えている時計専門店でも、郵送での受付を行っているお店は増えてきているため、住んでいる地域に関係なく時計を修理やオーバーホールに出すことができます。
時計を梱包してお店に送るだけで、経験豊富なプロの時計技能士によって見てもらえるため、安心して預けることができるでしょう。
また、時計を梱包する際の梱包材や送料はお店が負担してくれる所も多いため、修理費やオーバーホールの料金以外に、お客様には余計な費用がかからないのも魅力です。
利用店舗を決める際にチェックすべきポイント
1.時計に精通した専門店かどうか
時計の修理やオーバーホールを依頼するなら、当然時計に精通した専門店を利用することが重要です。
安さだけを売りにしている適当なお店に依頼をすると、時計の寿命がかえって縮んでしまう恐れもあります。
メーカーの修理部門や1級時計修理技能士といった時計のプロが在籍しているお店を利用するのが安心でしょう。
利用の際は、HPなどを参考にそのお店がどのくらいの実績を持っているのか、どんな人が修理やメンテナンスを担当するのかを確認するのが有効です。
時計のオーバーホール・修理にオススメの専門店5選!で紹介しているお店はどこも高い実績があり、利用者からの信頼も厚いお店なので、お店選びの際は参考にしてください。
2.オーバーホールや修理にかかる料金
時計の修理はもちろん、オーバーホールも手間がかかる作業かつ、場合によってはパーツの取り寄せなどが必要になるため、料金はそれなりにかかります。
メーカーに依頼すると4万~8万円程の料金がかかる場合がほとんどで、腕時計のブランドや種類によってはオーバーホールだけでも10万円以上かかることもあるほどです。
しかし、時計専門の修理店を利用すれば、2万円前後とメーカーよりかなり安い費用で済ませることもできます。
時計修理店でも、パーツの交換の際に純正品パーツを使用したり、メーカーと同等の仕上がりが期待できるお店もあるため、お得に時計のメンテナンスや修理を済ませたいなら紙メーカーにこだわらず修理店を利用するのも有効でしょう。
基本的に郵送で時計を送った場合、作業に取り掛かる前に無料で見積もりを出してくれるので、見積もりの料金を確認してから修理してもらうか否かを決めるのもアリです。
電池・ベルト交換や、ガラスの修理など時計の修理内容ごとにどのくらの費用がかかるのか相場を詳しく知りたい方は、腕時計の修理費用の相場を是非参考にしてください。
3.時計が戻って来るまでの納期
ベルトの付け替え程度ならあまり日数を要さないことも多いですが、修理やオーバーホールとなるとそれなりの時間はかかるものです。
修理は時計の状態や修理する内容によって納期は異なりますが、全てを分解して洗浄するオーバーホールの場合、平均で3週間~1ヶ月程かかると考えて良いでしょう。
時計のオーバーホールにかかる期間で詳しく解説していますが、時計の構造によっては3ヶ月前後かかる場合もあるため、作業完了までにかかる日数は利用前に把握しておくのが賢明です。
また、2週間程で納品をするスピーディーさを売りにしているお店もあるため、急ぎの方でも依頼することはできます。
4.送料や保証期間の有無
店頭で直接修理を依頼するのではなく、郵送で時計を修理・オーバーホールに出した場合、当然時計を送る際に送料がかかります。
送料をお店が負担してくれるかどうかは修理店によって異なるため、修理費以外で費用がかかるのを避けたい方は、必ず送料をお店とお客様のどちらが負担するのか確認しておきましょう。
また、「せっかく数万円の費用を払って修理したのにまた不具合が起きた」ということにならないように、時計を納品してから一定の期間は、不具合が起きても無料で修理してくれる保証期間を設けている所もあります。
無償修理の受付期間は数週間の所もあれば、1年保証してくれる所もあるため、安心して時計を使いたい方は補償期間もチェックしておきましょう。
時計の修理・オーバーホールでよくある質問
時計のオーバーホールって自分ではできないの?
時計を分解して内部まで清掃することはできませんが、外装だけなら自宅で時計のメンテナンスをする事は可能です。
着用によって付着した汚れを拭き取った後、溝などの細かい部分に入り込んだ汚れは、歯ブラシなどで掻き出します。
時計のベルトは、革・金属ともに専用のクリーニング液・オイルなどが販売されているため、購入してメンテナンス時に使用するとより一層綺麗に仕上がります。
自宅で時計のお手入れをすれば、劣化を防いで寿命を延ばすことができるので、こまめに行う習慣をつけると良いでしょう。
故障した腕時計を修理に出したらいくらかかる?
腕時計の修理は、修理箇所とその内容、依頼するお店(メーカーなのか修理店なのか)によってかなり料金が変わりますので注意が必要です。
ガラスの割れ・欠けによる交換の場合、5,000~10,000円ほどが相場となり、使用されている素材によって値段が前後します。
ベルト交換が必要な修理の場合は、数千円の工賃にベルト代が加わるため、高級な腕時計だと1回に数万円かかることもあるようです。
電池切れ以外の原因で時計が動かなくなっている場合は、時計を分解して診断・修理する必要があるので、高額になることも予測しておきましょう。
その他の腕時計修理の相場費用についてもピンキリですので、できるだけ事前にオーバーホールをしておき、故障しないよう気を付けることが大切です。
水没してしまった時計も修理できるもの?
多くのパーツを使って繊細に作られている腕時計は、内部に少し水が入り込んだだけでも故障してしまう事があります。
防水つきだからと安心していても故障してしまう事もありますが、基本的に水没した腕時計が直せるかどうかは、実際に修理をしてみないと分かりません。
水没した腕時計の修理費用は、安くても2万円台からと少々高額なうえ、ムーブメントや重症度によっては10万円近くかかってしまう事もあります。
使っていない時計にオーバーホールをする必要はある?
腕時計内部の点検とメンテナンスを行ってくれるオーバーホールは、3~4年に1度は行った方が良いと言われています。
そのため、あまり頻繁に使っていない時計であっても、このタイミングでまとめて出しておくと安心です。
メンテナンスをしていないと中の潤滑油の劣化により、動作不良を引き起こす可能性がありますので、完全なるディスプレイ用以外は使用していなくてもメンテナンスを行いましょう。
また、もう使用せず手放すことを考えている腕時計がある時は、腕時計の買取店で売却するのがおすすめです。