いらない時計はどうやって処分する？

不要な時計を処分する場合、不燃ゴミとして捨てることも可能ですが、自治体によっては分解して素材ごとに捨てなければならないため、何かと手間がかかります。

一部の地域ではリサイクルボックスが設置されているため、ボックスに入れて回収してもらうことも可能です。

時計をゴミとして捨てる場合は、電池を取り外してから処分しなければならないので、必ず電池を取り外し、家電量販店や公共施設などに設けられている電池回収ボックスに入れて処分するようにしましょう。

ただし、完全に使い物にならない時計なら捨てるしかありませんが、まだ使用できる状態の時計なら捨ててしまうのは非常にもったいないです。

腕時計は買取に出すことで現金化もできるため、少しでもお得に手放したいなら買取も視野に入れてみましょう。

中古の買取市場でも時計は大人気

ブランド時計やアンティーク時計といった商品は、中古市場での需要が高いため、たとえ数年使い込んだ時計でも高値で売れるケースが多いです。

新たな時計を購入する際に中古の時計を買ってコストを抑えようとする人も多く、様々なブランドの時計が積極的に買取されています。

故障している時計や破損のある時計など、状態が悪い物でも値段は付くため、「どうせ美品じゃないから売れないだろう」と諦めずに一度は査定に出してみましょう。

一言で買取といっても現金化する方法は様々で、利用する売却方法によって時計の買取価格は大きく変わります。

損をしないためには、それぞれの売却方法のメリット・デメリットを把握することが大切です。

時計の買取相場価格はいくら？

時計の価値はまさにピンからキリまでといった感じで、メーカー・ブランドやデザイン、流通量などによって大きく査定額が変わります。

圧倒的に需要と買取価格が高いのはロレックスやオメガといった時計業界の中でもトップの知名度を持つブランドで、中古でも数十万円で売れるうえに、高価な物なら数百万とかなりの高額査定です。

また、タグホイヤーやグランドセイコー、カルティエ、フランクミュラーなどの国外ブランドもやはり人気が高く、買取相場価格は高めとなっています。

シチズンやセイコーなどの国内メーカーはもちろん、海外のカジュアルウォッチブランドの商品も十数万円の買取価格が付くこともあるため、査定に出してみる価値は十分あるでしょう。

１．リサイクルショップに持ち込む

総合リサイクルショップでも時計を扱っている所は多く、ブランド時計の買取を強化をしているお店も少なくありません。

思い立った時にすぐに持ち込めるのが魅力ですが、リサイクルショップに時計専門の査定士がいないことがほとんどで、商品の価値に見合った査定額を付けてもらうのは非常に難しいです。

また、時計を専門としているお店に比べて再販ルートも少ないため、傷や不具合のある時計は買取できないこともあるうえに、美品状態でも相場より低い値段が付くケースは多々あります。

時計の価値に相応しい適切な価格で買取してもらいたいなら、リサイクルショップでの査定は避けた方が良いでしょう。

２．メルカリやヤフオクを使って出品

メルカリやヤフオクなど、ネットを通して時計の売買をしている人は少なくありません。

価格も自分で設定できるので上手くいけば相場以上の値段で手放せる可能性もあります。

ただし、注意したいのは取引が成立しても会員費や販売手数料、送料などが引かれてしまうため、手元に入って来るお金が実は少ないという点です。

また、商品の撮影、出品、購入者との連絡、梱包、発送、入金確認などしなければならないことが多く、忙しい人には不便な売却方法と言えます。

さらに、「写真では分からない傷があったから返品してほしい」「不具合があるからキャンセルしたい」といったクレームを付けられるなど、お店を通さない個人間の取引はトラブルに発展することも多いため十分な注意が必要です。

３．時計専門の買取店に依頼をする

正当な価格で時計を買取してもらうなら、時計を専門に扱う買取店に依頼をするべきです。

時計を専門とするお店ならプロの査定士が在籍しており、商品に見合った価格をしっかり付けてくれるので、不当な安値で買い取られてしまう心配もありません。

また、時計を専門とするお店はリサイクルショップより再販ルートが多いのに加えて、自社に修理工房などを構えている場合が多いです。

よって、故障中の時計やパーツが補充しにくいアンティーク時計など、本来は売り物になりにくい時計でも買取してくれます。

買取可能になる時計の幅も広いため、時計の買取に不慣れな方や、査定額にこだわりたい人は専門店に査定を依頼するのが賢明です。

誰でも手間をかけず気軽に利用できる

専門店に査定を依頼したくても、近場にお店がないという方もいると思います。

そんな人には、現在人気を集めている「時計の宅配買取サービス」の利用がオススメです。

宅配買取は、売りたい時計を梱包してお店に送るだけで簡単に査定が受けられるため、近場に専門店がない人はもちろん、店頭まで持ち込む時間がない方からも重宝されています。

送料や査定料、手数料などは店舗が負担してくれるため、余計な費用をかけずに時計を現金化できるうえに、査定額に不満があれば買取をキャンセルして無料で返送してもらうことも可能です。

対面式ではないので、価格に不満があれば遠慮なく買取を断れるのも宅配買取の強みと言えるでしょう。

買取価格が高額になりやすいのが魅力

ネットを窓口としている無店舗経営の宅配買取店よりも、全国に実店舗を構えている買取店の方がしっかり値段を付けてくれそうと思う方もいますが、実は宅配買取店の方が高額査定が狙いやすいのです。

宅配買取をメインとする買取店は、実店舗にかかるテナント費や人件費を節約できるため、浮いた分のコストを商品の買取価格に還元してくれるため、査定額が通常より高くなる傾向があります。

また、再販ルートが店頭での販売に限定されず全国に及ぶため、需要が低い商品でも買い取ってくれるケースが多いのです。

宅配買取は利便性が高いだけでなく、査定額を重視する人にもぴったりな売却方法と言えるでしょう。

時計は綺麗な状態にしてから査定へ

時計の買取を専門としているお店の中には、状態が悪い時計でも買取してくれる所もありますが、当然状態の良い物の方が査定での評価は高いです。

特に腕時計は直接肌に身に着け外に持ち歩く物なので、汚れや脂などが付着しています。

査定を受ける前に、マイクロファイバーやセーム革などのやわらかいクロスを使って綺麗に磨くと見栄えが良くなるでしょう。

傷がある場合は研磨をして綺麗にする方法もありますが、慣れていない人が行うとかえって状態が悪化する恐れがあります。

自分で対処できるか怪しい傷や汚れは無理に落とそうとせず、そのままの状態で一度査定に出してみることをおすすめします。

自分の時計の相場価格を把握しておく

時計はメーカーや素材、状態、中古市場の動向など様々な要因で査定額が変わります。

自分が売りたい時計の相場価格が分かっていれば、相場と比べて買取価格が安いのか高いのかが分かるため、損せず売却することができるでしょう。

常に変動している買取価格の相場を調べるのは面倒にも思えますが、買取店の中には一度に複数社の査定が受けられる所もあるため有効活用するのがおすすめです。

一括査定サービスを提供しているお店に査定を依頼すれば簡単にお店ごとの査定額が比較できるので相場も把握しやすいのに加えて、一番高値で買い取ってくれるお店に売ることができます。

付属品はできるだけ揃えた状態で

時計を購入した際に付いてくる化粧箱や証明書の有無は査定額に影響するため、保管してあるなら時計と一緒に忘れずに査定に出すようにしてください。

付属品が不足していても売却自体は可能ですが、査定額に差が付く可能性があります。

もし修理やオーバーホールを受けたことがあるなら、証明書を提示することによって買取価格がプラスになることもあるので準備しておきましょう。

また、ブレスレッドのサイズを調整した際のコマも重要なアイテムになるので、処分していないなら査定に出してください。

基本的に購入時に時計に付属していた物や、パーツは揃っているほど評価が高くなるということを覚えておきましょう。